リバーシブルコートを「どんでん返し」という方法で仕立ててみました。リバーシブルにする必要はないのですが、裏地を付けたい時などにもこの方法は役に立ちます。今回はうす手の生地を使っていますが、冬用に暖かい素材で作るのもいいですね!
この記事でわかる事 手作り服”どんでん返しで作るリバーシブルコートの作り方手順 手作り服”どんでん返しで作るリバーシブルコートのどんでん返しの方法 手作り服”どんでん返しで作るリバーシブルコートの動画と型紙 |
手作り服”どんでん返しで作るリバーシブルコートの作り方手順
作り方手順 フードから作る
まず、フードから仕上げておきます。
外回りのカーブを縫って、アイロンで縫い代を割ります。
フードの前端を中表に合わせて縫い合わせます。このとき、最初に縫った縫い目をきちんとそろえてから縫い合わせます。
縫い合わせたら、まず縫い代をアイロンで割って次にキセがかからないように突合せに端を折りアイロンで整えます。
前端にステッチを書けたら、裏にひっくり返し縫い代同士を合わせて端ミシンをかけて中縫いをしておきます。2枚のフードがずれないようにする為です。
中縫いが終わったら2枚合わせた状態で衿ぐりの縫い代になる位置(端から5mm)に仮止めミシンをかける。
これでフードは完成です!
手作り服”どんでん返しで作るリバーシブルコートのどんでん返しの方法
作り方手順 見ごろを縫い合わせる
次に、見ごろと袖を縫い合わせます。無地は無地で、花柄は花柄でそれぞれ縫い合わせて1枚にします。縫う順番をイラストにしましたので参考にしてください。
① 肩を縫い合わせる
② 袖ぐりを縫い合わせる
③ 衿ぐりにフードをつける
④ 袖口、裾をそれぞれ縫い合わせる
注) 脇と袖下はここではまだ縫いません。
①②で肩と袖を付けたのち、③のフードを衿ぐりに固定します。
まず、どちらか一方に固定して、もう一枚を上からかぶせます。つまり「2枚の見ごろでフードを挟んで固定する」です。
フードを固定し終わったら④の水色の線の位置[前裾→前立て→衿ぐり→前立て→前裾、と袖口、後ろ身頃]を縫い合わせていきます。
縫い終わったら、キセがかからないように突合せになるようにアイロンをかけて整えます。
作り方手順 どんでん返し
次の工程はいよいよ「どんでん返し」です。
これまでで、縫えていない場所は袖下と脇で、この場所を片側ずつ縫っていきます。(⑤の位置です。)
この時、返し口を15~20cm程度開けておきます。
片側を縫ってひっくり返し手から、もう片側の袖下・脇線を縫って同じように返し口を開けひっくり返し、返し口をコの字綴じでとじておきます。
ボタンなしで羽織タイプのデザインなのですが、ボタンを付けたい時は前端から2cmの位置からボタンホールを作ります。
手作り服”どんでん返しで作るリバーシブルコートの動画と型紙
今回作ったリバーシブルコートの型紙はこちらです。
サイズ変更などは胸幅を基準にしてみてください。
作り方動画を配信していますのでご覧頂けたらと思います。
どの場所に返し口を作るか?なのですが
今回は返し口の処理が目立ちにくい脇の縫い目に返し口を作りました。
私は先にフードを作って衿ぐりを縫いましたので、身頃の左右2か所に返し口を作りました。
こちらの子供用フレンチスリーブのワンピースも袖ぐりはどんでん返しで始末をしていますので、参考にしてください
作品で使っている『ステラ洋裁店一押しリネン生地』アシュリーファブリックさんの無地のリネンはこちらです。
その中でも特に気に入っているのはリネンダンガリー。いろいろなデザインの作品を作っていますのでご覧くださいね!
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