ショールカラー/ヘチマカラーのフォーマルワンピースの作り方|M/L~3L

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フォーマルなシーンで活躍するヘチマカラー/ショールカラー&Aラインのシンプルワンピースの作り方をご紹介します。大きめなショールカラー/ヘチマカラーと袖口の折り返しなど、デザインのデティールがクラシカルな雰囲気の大人なワンピースです。

型紙や作り方のポイント、使った材料についてまとめました。型紙のサイズはM/L/LL~3Lまでご用意しています。ヘチマカラー/ショールカラーって難しそうだけど作ってみたいという方のお役に立てる記事になっています!

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ショールカラー/ヘチマカラーのフォーマルワンピースの作り方動画

ショールカラー/ヘチマカラーのフォーマルワンピースの作り方動画はこちらです。一般的なショールカラー/ヘチマカラーとは少し違っていて大きめの衿幅です。見頃がシンプルなAラインなので衿のデザインに凝ってみました。

実は袖を何度か作り直しています。初めのデザインは袖口がラッパのようにしていましたが、全体のバランスが悪るかったので細くして折り返しダブルにしました。

使った生地はYUWA商店のダマスクジャガード綿麻無地 85108全11色の中のグレーです。綿麻ですが、豪華なジャガード織りで光沢もありますのでフォーマルな席でも充分に通用する素材です。

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ちなみに衿元につけているコサージュも手作りです。作り方の手順はショート動画で公開中!

ショールカラー/ヘチマカラーのフォーマルワンピースの作り方”型紙”

サイズ表記について

ここではショールカラー/ヘチマカラーの型紙をサイズ別にご紹介しますが、その前にサイズ表記について説明させて頂きます。

サイズ別と言いましても、サイトやメーカーによって設定が様々で迷いますよね。そこでステラ洋裁店では独自のサイズ設定をしました。

こちらの表は洋服のサイズではなくて、着る人のサイズ(ヌードサイズ)を表しています。こちらの表に当てはめて洋服のサイズを決めたいと思います。(少し大きめに設定しています)

例えば、今回作ったワンピースの胸幅は平置きで58cm(全体では116cm)ですので、表に当てはめるとヌードサイズが3Lの人に着用いただけます。

型紙 Mサイズ

随時更新いたします。

型紙 Lサイズ

*後身頃裾幅、裏衿、袖口の数値に記入ミスがありました。訂正していますので再度ご確認をお願いいたします。ご迷惑をおかけして申し訳ございません

型紙 LL~3L

*裏衿/袖口の数値に記入ミスがありました。訂正していますので再度ご確認をお願いいたします。ご迷惑をおかけして申し訳ございません

衿・見返しの縫い代の付け方

衿と見返しの縫い代の付け方はこちらをご覧ください(各サイズ共通)

ショールカラー/ヘチマカラーのフォーマルワンピース 縫い方のポイント

ショールカラー/ヘチマカラーの縫い方の手順 下準備

ショールカラー/ヘチマカラーの作り方の手順を解説します。パーツはこちら(ポケット布以外)

表衿、後ろ見返し、前立て部分の見返しに接着芯を貼ります。

洋裁用の布接着芯は
『日本紐釦貿易  高級接着芯地 薄手 カット 92cmx1m Y203-9 手芸用品 芯材 接着芯』が使いやすくて便利!

ショールカラー/ヘチマカラーの縫い方の手順 縫い方1

①裏衿を中表に合わせて縫い合わせたら、周囲を2mmカットします。これは裏衿を小さくしてキセをかける為です。カットし終わったら割りアイロン。

②前身頃、後身頃の肩線にそれぞれロックミシンをかけて縫い合わせ、割アイロンをかけます。
③裏衿と見頃を中表に合わせて衿ぐりを縫いますが、衿の両端は縫い代まで縫わないで、出来上がりの位置で止めます。

縫い終わったら身頃の縫い代に斜めに切り込みを入れます。

縫い代の数か所に切り込みを入れて、割アイロンをかけます。

④残った辺を合わせて縫います。

縫い代に割アイロンをかけます。

表から見たところ。

⑤表衿と後ろ見返しを中表に縫い合わせます。見返しの両端は縫い代まで縫わないで、出来上がりの位置で止めます。

⑥衿側の角に向かって斜めに切り込みを入れ

衿側に切り込みを入れます。

見返しの端と切り込んだ衿を縫い合せて。。。

数か所に切り込みを入れて割アイロン。

表衿と見返しが縫えました。

前立ての見返しと合わせて縫い割アイロンをかけます。

端全体ににロックミシンをかけます。

ショールカラー/ヘチマカラーの縫い方の手順 縫い方2

①[表衿+後ろ見返し+前立ての見返し]と[裏衿+身頃]がそれぞれ縫い合わさりましたので、次にこの2枚を合わせて縫います。

②外回りを縫い合わせたら、前端の返り点の位置に切り込みを入れます。返り点より下は縫い代を身頃側に倒して、ミシン目が見える位置で折りアイロンをかけます。こうすれば表から見返しが見えない様にキセがかかります。

③返り点より上は表衿になる部分です。表からステッチを入れるとカジュアルな雰囲気になってしまうので、今回は裏衿にコバステッチを入れて表からはステッチが見えないように仕立てます。

まず、縫い代を身頃側に倒してアイロンをかけます。

次に裏衿の端2mmの位置にコバステッチをかけて、裏衿と縫い代を縫い留めていきます。

縫い終わったらアイロンで整えます。

返り点で折り返してみました。きれいに仕上がっています!

ショールカラー/ヘチマカラーの縫い方の手順 縫い方3

最後に、衿付けの縫い代を固定して、衿が動かないようにします。後ろ見返しと、後ろ身頃の縫い代に
しつけ糸2本で緩く縫い留めておきます。


見返しを身頃の方に戻して、見返しと見頃を丁寧に均して、見返しの端のロックミシンの縫い目に沿ってしつけします。

しつけが終わったら『奥まつり縫い』で見返しと見頃を縫い留めます。

奥まつり縫いは見返しや裾の端の5mm程度(ロックミシンをかけたときはミシン目の幅)を手前に折って、その奥をまつり付けていきます。縫い終わったら折った端を元に戻します。そのように縫い目をヘムの中に隠して、ほつれたり引っ掛かるのを防ぎます。

奥まつり縫いが終わったら、衿は完成です!

ショールカラー/ヘチマカラーのワンピース ダブルカフスの縫い方

今回、袖のデザインを悩み試行錯誤した末に「ダブルカフス」にしました。つまり、折り返しがある袖口のデザインです。

仕立て方は2通りあります。折り返えす部分の縫い代を固定するかしないかの違いです。

今回私が使ったのは、縫い代を固定しない方法です。袖下を縫ってロックミシンをかけたら袖口から8cmの位置で縫い代に切り込みを入れます。

折り上げた時に縫い代がごわつかない様に、出来上がりの位置で切り込みを入れて互い違いになるようにアイロンをかけます。

袖口にロックミシンをかけて、8cmの位置で折ってピンで固定させます。

ロックミシンの縫い目に沿ってミシンをかけて4cmを折り返してアイロンをかけます。袖下の縫い目に合わせて5mm程度の長さのボタンホールステッチを作り織り上げた縫い代を固定します。

ショールカラー/ヘチマカラーのフォーマルワンピースの作り方|M/L~3Lのまとめ

レトロ感あるのショールカラーのAラインワンピースは流行とは関係なく、長く着る事ができるデザインです。今回は結婚式に出席するために作ったのですが、フォーマルな場所に出席する機会なんてそうそうあるものではありません(私のライフスタイルにおいては)

還暦をすぎた私は残りの人生においてフォーマルなシーンでは、これ一着で済ませそうだな、なんて考えています。例えば、葬儀の席であれは黒いレースのショールなど小物に黒を使えばいいでしょう。このようなきちんとしたワンピースが1着あれば何かと安心ですね。

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