ワンピースのタックの入れ方|きれいに縫うコツとポイント

型紙と縫い方の基本

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タックと言ってもいろいろな種類がありますが、ここではワンピースにタックをきれいに入れるための洋裁のコツをご紹介します!ピンタックも含めて、細いタックのタックワンピースの作り方を中心に、初心者でも失敗しない縫い方のポイントを詳しく解説します。美しいシルエットを実現するための実践的なテクニックを、ぜひチェックしてください!

ワンピースのタックの入れ方・印付け

タックとひと言に言ってもいろいろな幅があって、縫い方に工夫が必要です。一番のポイントは「地の目」を意識することです。

たくさんのタックを1本ずつ地の目を取りながら縫うのは大変ですが、手間をかけて縫うことで綺麗な仕上がりになります。

この2枚の作品、どちらもきちっと地の目が通っていないので、タックがよれていますね💦

地の目を拡大したイラストですが、上の2着は右側のように地の目が取れていなくてタックを斜めに折って縫っているのが原因です。

タックの印付けをどうやるのがいいのか、悩むところです。特にピンタックなどは難しいですね。このブラウスは、アイロンであらかじめ折り線を付けて縫ったのですが、完璧ではありませんでした。

印付けの方法はいろいろありますが、1つはへらで印付けをする方法です。

生地の裏面、タックの折り山の位置にへらで折り山を付けると表からタックの山を折りやすくなりますので、アイロンで丁寧に折り目を付けてから縫います。

また、タックの位置にノッチ(2~3mmの切り込み)を入れて印をつけてから、アイロンで折り目を付ける、などがあります。

いずれも、印をつけたらタックの山をアイロンで折り目を付けてから縫う方法が一般的です。

地の目を通しながら縫う

たくさん縫ってきた経験から言うと、タックを綺麗に縫う秘訣は「地の目を通す」しかないのですが、きちっと印をつけてアイロンで山を折ったつもりでも、地の目は取りにくいものです。

これからご紹介する方法は、どの生地にでも応用できるものではありませんが、完璧に地の目を取って美しいタックを縫うことのできる唯一の方法です。

こちらのワンピースは切り替えから上にタックが入ったデザインです。素材は「ダブルガーゼ」

服の一部にタックを取り入れる時は、裁断はタックを仕上げてからにします。
ですので、生地は多めに用意します。
ここでは前身頃の切り替えから上にタックを入れますので、横は生地幅そのままで使います。

まず、中心あたりの縦方向の1本の織り糸を把握します、一本引きぬいて地の目を明確にします。

基準になる縦の線をしっかり把握してまず1本目を縫います。(引き抜く場合はその位置は隠れるようにしますアイロンで折り目を付けてもいいですが、私はここではアイロンはしません。アイロンは全部のタックを縫ってからかけます。

引き抜いた線の通りに折ってまずは1本目のタックを縫います。
縫い終わったら、縫い目から2㎝を測って地の目を通しながらピンで数か所マークして折って固定します。

1本縫っては次の地の目をとります。

※縦方向の地の目の事ばかり言っていますが、縫い合わせる時は横の布目も意識します。 
縦方向の地の目を取ったとしても、縫う時に横の布目をずらして合わせてしまったら縫いあがったタックにしわができます。

こうして、1本ずつ地の目を取りながら縫ったタックがこちら!

この方法は時間もかかるしとっても手間ですが、丁寧に地の目を確認しながら縫うので綺麗に縫えます。

ダブルガーゼで作るタックワンピースの作り方はこちらをご覧ください。

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