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今回は「片玉縁ポケットの作り方」です。一般的には玉縁布、ポケット布2枚、の3つのパーツで構成されている片玉縁ポケットを1枚の布で簡単に作る方法をご紹介します。
口布の玉縁を袋布から続けて裁ち、なおかつポケット布も「わ」で取るという作り方です。
ややこしい、難しいなどの印象があって敬遠されがちなポケットですが、片玉縁ポケットを付けることで、特にジャケットやコートなどは見た目もランクアップされます。ぜひお役立てください!
片玉縁ポケットは簡単!1枚の布で作る方法 パターン
ポケット口の大きさはここでは横9×縦1.5cmです。画像1は表生地になります。
口布の玉縁を袋布から続けて裁ち、なおかつポケット布も「わ」で取るには
画像2のように縦の長さが必要です。
取り合えず長めに裁断して縫い始めればいいのですが
一応正確に計算をしてみました。
図の14.5cmが通常の袋布のサイズですが、表側になる方には玉縁幅×3をプラスします。
片玉縁ポケットは簡単!1枚の布で作る方法 縫い方”下準備”
身頃のポケット口の位置とポケット布の3段書いたポケット口の印の一番上を合わせます。合わせたらミシンの針目を2以下にして細かく縫い、矢羽根に切込みます。
↑裏に返して、表からポケット布が見えないように縫い代にキセをかけて折ります。
↑「下側」の縫い代は上に倒します。
片玉縁ポケットは簡単!1枚の布で作る方法 縫い方”玉縁を作る”
画像2に書いたように、玉縁の幅を折りたたんでいきます。
↓表にして、横の部分の身頃をめくると、3角に切り込んだ布があります
↑この三角の部分を口布の高さ分、2~3回縫います。折りたたんだ玉縁布が動かないように端の位置で仮止めミシンをかけて固定させます。
↑裏から見た画像
↑表側から下辺のポケット口の際(身頃の上)にステッチを入れます。
↑裏から見た画像
片玉縁ポケットは簡単!1枚の布で作る方法 縫い方”袋布を縫う”
玉縁ができましたので、袋布を縫って仕上げます。
ロックミシンで仕上げる方法
2つ折りにしたら、表生地をよけて袋布の周囲をコの字に縫います。
縫い代にロックミシンをかけて出来上がり!!!
袋縫いで仕上げる方法
ご参考までに、ワンランク上の仕上げ方「袋縫い」で端の始末を始末する方法もご紹介します。
まず、ポケット布をポケット口から表に引き出します。
引き出したら、外表にして端を合わせ、縫い代5㎜で縫い合わせます。
ミシン目の位置で折り、アイロンをかけます。
袋布を裏側に戻して、ひっくり返し角を目打ちなどで整えアイロンをかけます。
袋布の周囲にステッチをかけます。
片玉縁ポケットは簡単!1枚の布で作る方法 縫い方”仕上げ”
袋布を縫い合わせて、端の始末をしたら最後の仕上げをします。
↑表側から玉縁の両サイドと上辺にステッチをかけます。
↑裏側から見るとこうなっています。
これで完成です♪動画も公開中ですので参考にしてください。
片玉縁ポケットは簡単!1枚の布で作る方法 | 洋裁のコツのまとめ
ポケット布に玉縁布分をプラスしてたった2枚の布で作る片玉縁ポケットは「作り方がややこしくてわからない」と言う印象を消し去るほど簡単!!!ぜひマスターしてお役立てください。
また、基本のポケットでパンツやスカートの両脇に、斜めになったポケット口で作られているポケットを『脇ポケット『フォワード・セット・ポケット』の作り方』で詳しく、わかりやすく解説しています。併せてご覧ください。
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