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「洋裁を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」「近くに洋裁教室がない」「人と話すのが苦手」「初心者でも独学で洋裁を学べるの?」そんな悩みをお持ちの方へ。
この記事では、独学で洋裁を始める方法をご紹介します。 一口に「洋裁」と言っても、目指すレベルや目的によって学び方は異なります。
ここでは、初心者の方が「外出時に自信を持って着られる簡単なブラウスやワンピース」を作れるようになることを目標に、具体的なステップを解説します。
※この記事は小物作りではなく、洋服作りに焦点を当てた内容です。
洋裁を独学で学ぶメリットと初心者さんの始め方
独学のメリット
洋裁初心者さんが独学で始める魅力とその理由をまとめました。
自由なペースで学べる
自分の都合に合わせて学習時間を決められます。仕事や家事の合間に、夜遅くや週末だけでも進められるので、忙しい人や教室に通う時間がない人に最適。
例えば、1日30分だけミシンの練習をする、など自分の生活リズムに合わせることができます。
コストを抑えられる
洋裁教室の受講料や交通費がかかりません。初期投資(ミシンや道具)は必要ですが、無料のオンライン動画や型紙を活用すれば低予算で始めることができます。
例えば、 YouTubeの無料講習動画や図書館の本で基本を学べます。
自分の好みに合わせた作品を作れる
教室のカリキュラムに従わず、作りたい服(例: ブラウス、ワンピース)や好きなデザインを優先して学べます。
試行錯誤を通じてスキルが身につく
独学では失敗から学ぶ機会が多く、問題解決力や応用力が育ちます。自分なりの工夫やアレンジがしやすく、オリジナルの方法なども生み出せます。また、YouTube、ブログ、SNS(例: InstagramやXでの洋裁アカウント)で初心者向けの情報はいくらでも手に入れることができるので、検索力も身に付きますし、発信することも出来ます。
達成感と自己肯定感が高まる
ゼロから自分で服を作り上げる過程は、ものすごく大きな達成感につながります。完成した服を着ることで自信もつくし、その服を褒められれば特別な喜びを得ることも出来ます。
特筆するデメリットはありませんが、独り作業なので寂しい、ということぐらいでしょうか。独学はゆっくりじっくり取り組んでスキルを身につけていく事が出来ます。
洋裁独学の始め方
「洋裁を独学するぞー!」と意気込んだはいいけど、さて何から始めたらいいのでしょうか?
洋裁を始めてみようと思われる方に「簡単に型紙なしでできる」というような、いきなり布に線を書いて切ると言うような動画を観てやり始める事はしないでほしいです。
せっかく始めるのであればせめて基本を学んで頂きたい。基本を知らずに適当に作っても着れる服にならないこともあります。家を建てるにしても基礎工事がきちんとできていないと、ぐらぐらの家になってしまいます。道具の事、布の事を知るところから始めましょう。
洋裁の教科書
ネット検索で調べるのも必要ですが、お勧めしたいのは紙媒体での教科書を準備することです。手元に置いて、何度でもすぐに見れる紙の教科書ですね。
内容としては「基礎」と「部分縫いのテクニック」が記載されていれば十分です。
基礎ではできるだけ以下の内容が入った本を選んでください。
✅必要な道具
✅布の種類、地直し、水通しの方法
✅字の目についての説明
✅糸、針
✅接着芯
✅裁断
部分縫いテクニックは非常にたくさんありますので
✅縫い方の種類
✅ボタンの付け方
✅ポケットの付け方
この辺りが掲載されていいるといいですね。
お勧めの洋裁本はこちら↓

最低限必要な道具と材料を揃えよう
使いやすい道具を使うことでストレスなく作業できてソーイングを楽しむことに没頭できます。ここでは洋裁初心者さんに必要な最低限のアイテムと、私が使ってよかったもの、使い続けているもの、またそれぞれのアイテムの使い方も合わせてご紹介します
ピン(まち針)&ピンクッション
ピン(まち針)/洋裁仮止めクリップ
ピン(まち針)には針の太さや頭の大きさがいろいろありますが、洋裁で使うのは針部分が約3cm、頭は小さいものがおススメです。

私が愛用しているスモールシルクピンです。刺し心地がスムーズで、頭も小さいので違和感がありません。

こちらは洋裁よりも手芸、小物作りなどに向いています。
洋裁ではあまり使いませんが、小物作りの時によく利用されているものに「洋裁仮止めクリップ」があります。持っておくと便利なアイテムです。

ピンクッション
ピンクッションは自作する方もいますが、中に詰める綿は針がサビにくい「羊毛」「シリコン入りの綿」がいいですね。そして作業中にはあちこちで使いますので複数持っておくと便利です。
また、マグネットピンキーパーもおすすめアイテムです。
磁石の力で針をキャッチしてくれて、針山に刺したり抜いたりする手間が省けます。
マグネットウエイトの上面近くに針を近づけると、針をしっかり引き寄せてくれるから、針を見失いにくく安心です。

こちらのマグネットウエイトは300グラムの重さでウエイトとしても使える優れもの!
手縫い針
手縫い針の長さについては、指ぬきを使う、使わないによって変わります。指ぬきの使い方も習得するには時間がかかりますので、ここでは使わないことを前提に説明させて頂きます。
針の種類はたくさんありますので、スタートとしては「どんな布もおまかせ、縫い針セット30本入り」なんていうのが1セットあれば十分です。

使うときの注意点としては、出しておくのは1本にします。そして行方不明にならない様に糸を通した状態のままにしておきます。
その他の針であると便利なのは「編み物用のとじ針」です。「ジャンボとじ針」はロックミシン糸の始末などに使える便利なアイテムです。

はさみ
洋裁に必要なハサミは3種類「裁断ばさみ、糸切ばさみ、紙用はさみ」です。
一般的な裁断ばさみはこちら↓

ですが、私が長年愛用しているのはクロバーパッチワークばさみです。

歯に非常に細かいギザギザが入っていて、捉えた布を逃さずにカットします。
一番気に入っている点はハサミの先端が何年経ってもずーっと切れ味がいいことです。先端の切れ味がいいということは安心して切り込みを入れられるということなのです。


糸切ばさみでおススメなのは絶対にこちら!
クロバーカットワークばさみ

愛用なさっている人には申し訳ないのですが、一般的によく使われている握りばさみは、切れ味が悪くなるという印象がどうしてもぬぐえなくて私はあまりお勧めしていません。

印付け用品&ものさし
印付け用品
チャコペンなどの印付け用品は生地の種類や、付ける状況によって使い分けるといいですね。
私が使っているものは「ソーラインシャープペンシル」です。シャープペンシルのように芯を入れて使うタイプで、替え芯で色も変えれます。細い線が書けるので、重宝しています。

ものさし
ものさしや方眼定規は基本的に「0」から始まるものを選びます。
私は型紙を書いたりするので、大量の物差しを持っていますが、基本的には50cmの方眼定規と20cmの短い方眼定規があればよさそう!(画像の30cmに「まず買いたい」と書いてありますが)
おすすめはクロバー方眼定規です。何と言っても柔軟性に優れていて、衿ぐりや袖ぐりのカーブの長さを測るのに安心して曲げれます。

ゼロから始めるおうちソーイング
洋裁初心者さんでも、また初心者さんでなくても一度やってみて欲しいのが「コースター作り」です!
初めて作るもの
洋服を縫いたいのです!と言う事はよくわかりますが、その前にまずたくさんの基礎が入った洋裁に必要な工程が盛りだくさんの「コースター」を作られるのがいいですね。
コースター作りに必要なことは
✅まっすぐ縫裁断してまっすぐに縫う
です。ここに「基本のき」が詰まっていますのでぜひ習得して頂きたいスキルです。
*地の目ってなに?無視したらどうなる?簡単にボールペンで通す目からウロコの方法
まっすぐ切ってまっすぐ縫う事ができたら、次の段階に進みます。
洋裁ロードマップ
洋裁には本当にたくさんの縫い方があります。その中でもまずは基本的なスキルを学ぶための題材には何がいいかなと考えた時に、「エプロン」「ウエストゴムスカート」「袖なしのブラウス」を選びました。

✅エプロン
これはいきなりハードルが高くなるかのしれませんが、ここでパッチポケットの作り方とバイヤステープ処理の方法を習得します。
✅ウエストゴムスカート
ウエストがゴムの簡単スカートを作ります。ここでは脇に斜めポケット、裾の3つ折り始末の方法、ゴムの入れ方が分かります。
*脇ポケットの基本の作り方/パターンと縫い方
✅フレンチスリーブブラウス
うでが隠れる程度のフレンチスリーブブラウスを作ります。後ろ衿ぐりにスラッシュ開きを作って、衿ぐりは見返しで始末します。このブラウスは丈を長くしてワンピースにすることも出来ます。
*スラッシュ開きの縫い方と衿ぐりの始末
絶対にこれを作ってみてください!というものではないので参考にして頂けたらと思います。
そして「衿を付ける」「袖を付ける」などにもどんどんチャレンジしてみて欲しいです。
まとめ
以上独学で洋裁を学ぶ方法について提案させていただきました。私自身、洋裁教室を開催していますがまだまだ足りない部分はあります。かといって学びに行く場もありません。そんな時は検索をしながら一番いい縫い方を検証してスキルを磨いています。
1から独学で始めるのはハードルが高いと感じられる方もおられるでしょうが、まずはやってみましょう。やってみてこそわかる事がたくさんあります。失敗は成功の種となって経験値につながります。
自分で作った洋服を着て出かけるってとっても楽しいです、みなさんもぜひ挑戦してみてください!
知っておくと役に立つ「型紙の記号や意味」についてまとめた記事と「基本的な洋裁用語」についての記事をご紹介します。
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