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毎年この時期になると作りたくなる一枚仕立てのカーディガン風はおりコートがあります。
ゆる~としたシルエットで気楽に羽織れるデザインで、教室でもお客様にも人気なコートです。
ぱっと見、どことどこが繋がっているのかよくわからなくて作るのは難しそう、と思われがちなのですが意外と簡単にサッと縫えます!今年は裏起毛の厚手ニット生地で作ってみました。
この記事では作り方動画の解説と型紙をご紹介します。
一枚仕立てのカーディガン風はおりコート動画と作り方の解説
こちらは同じパターンを使ってシェットランドウールリネンで作ったコートです。
袖の切り替えの位置にボックスタックを入れてアレンジしていますが、他は同じです。
一枚仕立てのカーディガン風はおりコートの型紙
前身頃と衿が一続きになったパターンです。また、前身ごろと後ろ身頃のはぎ合せ位置が前身頃側に寄せた切り替え位置になっていて、縫い目にシームポケットを付けています。
前身ごろ
〈注意〉型紙に縫い代は含まれていません。
オレンジ色の線が衿の中心になります。
前身頃はオレンジの線で「わ」にして1枚で裁断する方法と、
2枚裁断して「はぎ合せ」にしてもよいです。
「わ」にする場合は布目線もオレンジの布目線、
「はぎ合せ」にする場合は前端と平行な布目線で裁断します。
緑の線が「肩線」になります。
[前身頃の縫い代]
今回は厚手の生地を使っていますので、身頃の裾と袖口は三つ折りにせず、ロックミシンをかけて2つ折りでの始末になります。
・前端 ここは1.5cm幅で3つ折りにしますので3cm
・裾 ロックミシンをかけて2つ折り 2~2.5cm
・衿をはぎ合せにする場合 1cm
・その他 1cm
後ろ身頃
後ろ身頃は前身頃のサイドと一体になっています。
水色の線が「脇線」になります。
こうした理由は、前身頃のポケット位置にこだわったからです。
コートなどの身幅が広いデザインの場合は、脇線よりも前身頃寄りにポケットがある方が使い勝手がいいので、前身頃に切り替えを入れて、そこにポケットを付けました。
緑の線が「肩線」で、前身頃の緑の線が縫い合わせ位置です。
裁断については、生地幅によっていくつかパターンがあります。
生地幅110cm
*後ろ中心を「わ」にして裁断した場合は、水色の線で切り替えて、前身頃のサイドを別取りしてはぎ合せます(後ろ身頃を「わ」で1枚、前身頃のサイドを2枚裁断)
*後ろ中心ではぎ合わせるようにして、水色の線で切り替えず続けて裁断(2枚)
生地幅140cm
*後ろ中心「わ」にして1枚で裁断
[後ろ身頃の縫い代]
裾 2~2.5cm
その他は1cm
袖
袖のパターンは、ひじのあたりで切り替えるようにしていますが、一続きの仕立てもできますのでその場合は一枚で裁断してください。
[袖の縫い代の付け方]
袖口もロックミシンをかけて2つ折りにします。縫い代は2㎝
その他は1cm
シームポケットの作り方は動画内でも解説していますが、2通りの作り方を詳しく説明していますので参考にしてください。
一枚仕立てのカーディガン風はおりコートの用尺
サイズはわかりにくいデザインですが
着丈 90cm
身幅 50cm
袖丈 55cm
です。
110cm幅 前身頃を輪で取る場合 4m
前身頃をはぎ合せでとる場合 3.2m
140cm幅 前身頃を輪で取るにはロスが多すぎるので、はぎ合せ前提での計算で2.7m
*大まかな計算です。とり方によって少なくてもいい場合がありますが、多めに用意しておくのが安心ですね。
一枚仕立てカーディガン風はおりコートの作り方動画解説と無料型紙のまとめ
この記事では『一枚仕立てカーディガン風はおりコート』の作り方動画解説と型紙をご紹介しました。動画で使った生地はニットで、裏と表の色が違いますのでカジュアルな感じになっています。
圧縮ウールなどを使って仕立てるときちんとした雰囲気に仕上がります。ぜひ、お試しください!
ショップにて型紙の販売もしております。
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