「子供服の作り方シリーズ」
今回は、前開きにフリルを挟んで、更に後ろにレースの切り替えを入れた可愛いワンピースの作り方動画の解説パート2,出来上がりまでを解説します。
子ども服は小さいからと言って作り方を省くわけにはいきませんよね。
大人服よりも手がかかる、といっても言い過ぎではないかも!?
今回も小さくちまちまと丁寧に解説させて頂きます。
youtubeで配信している「子供服 / 後ろレースのフレンチスリーブワンピースの作り方」と併せてご覧頂けたらと思います。
子供服作り方 / 後ろレースのフレンチスリーブワンピースの作り方の解説パート1
前身頃のスラッシュ開きにフリルを挟むところまで仕上げました。

今回は後ろ身頃にレースを挟むところから仕上げまでです。
4レースをはぎ合わせます。
私はパッチワーク風にしてはぎ合わせました。うすいボイル生地でしたので縫い代の始末をロックミシンではなく、袋縫いにしています。
ここは、はぎ合わせなくても、写真のようなスカラップレースなどを使ってもよいです。
レースの部分の型紙はこちらです。
レースを出来上がりのようにアイロンをかけて、折り線を付けておきます。
タックの落ち着きをよくするために、裏面のタックの山に2mm幅でミシンをかけます。
レースと後ろ身頃を縫い合わせます。
その時、身頃の裾はあらかじめ三つ折りにしておいてレースの端を合わせます。
縫い代にロックミシンをかけます。
裾の方のロックミシンの糸は切りっぱなしにせず、長めに出してから毛糸針に通して縫い目に隠してカットします。
上部の衿ぐりの位置はボックスに畳んで、タックが開かないように5cm縫い合わせておます。
縫い代を割って、タックを整え仮止めしておきます。
5 衿ぐりを仕上げます
身頃と見返しの肩をそれぞれ縫い合わせて縫い代を割ります。
身頃と見返しの肩の縫い目を合わせて固定し縫い代1cmで縫い合わせます。
前身頃はスラッシュ開きを作ったので途中までは見返しが付いていますので、続きから縫います。
衿ぐりの縫い代を5mmに切り揃え、カーブの位置に切込みを入れます。
身頃側に縫い代を倒して表に返します。
スラッシュ開きの角は目打ちなどでしっかりと出して整えます。
衿ぐりにステッチをかけます。
ここではステッチ幅を2mmにして、後ろ身頃か肩の位置から縫い始めます。
これで衿ぐりは完成!最後の仕上げにスラッシュ開きの右側に糸ループを作って
左側にボタンを付けます。
6 袖ぐりはどんでん返しで
袖ぐりを「どんでん返し」で仕上げます。
「どんでん返し」は端の始末の方法の一つです。
一般的にはパイピング処理や見返しで始末します。
今回のようなノースリーブのワンピースやジャンパースカートなどの場合は
どんでん返しの方がスッキリと綺麗に仕上がります。
図は衿ぐりが仕上がった状態です。
「どんでん返し」は片方ずつ仕上げます。
左側(図では下側)から始めます。(左右どちらからでもOKです)
下側の見返しと身頃とで上側全部をくるみます。
肩の位置できちんと合わせます。
くるんだ様子。
縫い代1cmで縫い合わせ、縫いしろを5mmに切り揃え、カーブの位置に切込みを入れます。
身頃の方に縫い代を倒してアイロンをかけ、筒になっているところから身頃ごと引き出します。
アイロンで整えたら、もう片方も同じようにくるんで縫って引き抜きます。
両側の袖ぐりが縫いあがりました。
平らな状態の時にしっかりアイロンで整えておきます。
7 脇を縫います
身頃と見返しの縫い代を割って、切り替えの位置で合わせて固定し、縫い代1cmで脇を縫います。
脇を縫い合わせ、ロックミシンをかけたら縫い代を後ろ身頃側に倒します。
袖ぐりにステッチをかけて、脇線に見返しを閂止めで縫い止めます。
ここでの閂止めはミシンの針目を1にして、5mm幅程度を3∼4回往復します。
8 仕上げ
仕上げですることは
*裾上げ
*後ろ身頃にリボンを付ける
*糸ループとボタン付け
まず、裾は2×2cmの三つ折りにして端ミシンをかけます。
次に、解説パート1で作ったバイヤスリボンを縫い止めます
結んだ時の長さが同じになるように、上になる方を3cm程度長くしておきます。
スラッシュ開きに糸ループを作ります。
作り方は作り方動画の24:25あたりからです。
付けるボタンの大きさに合わせて、ループのサイズを決めます。
以上で完成です。
作り方動画と併せて参考にして頂けたらと思います。
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