型紙の記号の意味が分からない?洋裁初心者さん必見ガイド!

型紙の書き方

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型紙を買ったのだけど、書かれている意味が分からない、いろいろな記号があってどうすればいいのか分からない、そんな洋裁初心者さんの「?」を解消するために、型紙に書かれている主な記号の意味や裁断するときのポイントをご紹介します。記号の意味を知れば、型紙がぐっと読みやすくなって、洋服作りがもっと楽しくなりますよ!

いろいろな記号を覚えて、洋裁の知識を広げていきましょう!

型紙の記号の意味を知る

洋裁初心者さんにとって、まず初めに覚えたいのが、型紙に書かれた記号の意味です。
これらの記号は、正しく布を裁断し、きれいに縫い合わせるための大切なヒント。最初は少し混乱するかもしれませんが、よく使われる記号を一つずつ覚えていけば、自然と理解できるようになります。

布目線(ぬのめせん)

布目線は「布の目の方向」を示す記号です。型紙に矢印で表記されていて、この矢印が布の縦地(たてじ)と平行になるように配置します。

縫い上がりのシルエットや伸び方に大きく影響するので、絶対に無視してはいけません!
また、裁断するパーツによって布目線の向きが違う場合がありますので確認してください。

「わ」は、布を折って裁断するときに使われる記号です。広げると左右対称になる半身の型紙に記載してあります。型紙の一辺が点線で引かれ「わ」と書かれていたら、その部分を布の折り山(輪の部分)にぴったり合わせて裁断します。すると、左右対称のパーツが1枚で取れる仕組みになっています。

型紙によっては半円の二重丸で書かれている場合もあります。

合印・ノッチ

合い印(ノッチ)は、パーツ同士を正しく縫い合わせるための目印です。型紙の縁に「V」や「|」などで示されています。布を裁断する際には、切り込みを少しだけ入れるのが一般的。左右や上下を間違えずに縫うためにも、きちんと印をつけておくことが大切です。

面倒くさくて時間がかかる裁断が終わってホッとするのか、なぜか合印を入れ忘れることが多いのです。縫っている途中で「どこと合わせたらいいのかわからなくなった」という場合がよくありますので、型紙を布から離す前に合印をしっかりと入れておきましょう。

タック

タックとは、生地をつまんで縫い、立体的なシルエットを作るための技法です。型紙には「タック位置」や「タック折り線」といった線や印が描かれています。正確に折って縫うことで、ギャザーとは違ったすっきりとしたふくらみが生まれます。

型紙には縦線とその線をまたぐように斜線で表されています。ルールとしては斜線の高い方から低い方に向かって折りたたみます。

インタック・アウトタック

図はパンツのタックですが、中心に向かって倒したり、外側に向かって倒したり、とデザインによっては倒す方向が変わります。

ボックスタック

後ろ身頃のタックに使うことの多いボックスタック。折るだけの場合と中縫いをする場合とがあります。

ダーツ

裁断するときのポイント

型紙の記号の意味がわかってきたら、次は実際に布を裁断するときのポイントです。ちょっとした注意で、仕上がり大きな差が出ます。

必ず布目線に合わせる

布目線(矢印)に沿って型紙を置くことは、裁断時の最重要ポイントです。これを守らないと、服が斜めに伸びてしまったり、バランスの悪い仕上がりになってしまうことも。必ず布の縦方向(耳と平行)に合わせて配置しましょう。

良い型紙の置き方――布目線と縦糸の地の目が合っています。

悪い型紙の置き方――布目線と地の目が平行になっていない。ゆがみの原因になります。

わで裁断する

「わ」の記号がある部分は、布を折って裁断する必要があります。このとき、折り山のズレに注意してピッタリ合わせましょう。ズレてしまうと、仕上がったときに左右の形が不揃いになることも。型紙を「わ」に沿って丁寧に置くのがコツです。

合印を写す

型紙にある合印(ノッチ)は、必ず布に写しておくことが大切です。合印があることで、パーツ同士をズレずに縫い合わせることができます。

写す方法は、チャコペンや目打ちで軽く印をつけたり、ハサミでごく浅く切り込みを入れる方法が一般的です(1〜2mm程度)。このひと手間で、仕上がりのきれいさがぐんと変わります。

とくに袖ぐりやウエストラインなど、左右対称の精度が求められる箇所では、この合印が大きな目安になりますよ。

左右対称に断つ(わで裁断しない場合)

初心者さんへのアドバイス

型紙の記号や裁断のルールは、最初はちょっと難しく感じるかもしれません。でも、「なんだかよくわからない…」を放置しないことが大事です!

わからないことはひとつずつ調べて、確認して、実際に手を動かしてみる。その繰り返しで、確実にステップアップしていけます。

特に、型紙の記号は「ただの線や文字」ではなく、縫いやすくするための道しるべ。迷わず安心して作業ができるようになるためにも、焦らずじっくり覚えていきましょう。

そして、失敗しても落ち込まないでください。誰だって最初は「やっちゃった!」の連続です。そのひとつひとつが、次に活きていきますよ

まとめ

  • 型紙に書かれた記号には重要な意味があり、正しく読み取ることで縫いやすさがぐんとアップします。
  • 特に「布目線」「わ」「合印」「タック」などの基本的な記号は、初心者さんがまず押さえておきたいポイント。
  • 裁断時には、布目に注意し、「わ」や左右対称を意識して丁寧に進めましょう。
  • 合印をしっかり写すことで、縫い合わせがスムーズになります。

「わからないこと」が「わかる!」に変わると、洋裁がどんどん楽しくなっていきます。
小さな一歩の積み重ねが、自信と技術につながりますので、ぜひ楽しみながら学んでいってくださいね!

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