衿が可愛いリボン結びのフレアーワンピース | タックたっぷりのふんわり袖 | 作り方と型紙

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衿がリボン結びになった可愛いワンピースを作りました♪タックが入った袖もおしゃれです。見頃は切り替えを入れてスッキリとフレアーにして、おしゃれな要素が盛り込まれたワンピースです。作り方の動画とポイント、型紙をご紹介します。




衿が可愛いリボン結びのフレアーワンピース作り方動画

今回作ったワンピースの特徴は前中心のスラッシュ開きにスタンドカラーの端を伸ばしてリボンにして結ぶデザインと、袖口に小さなタックをたっぷりとったふんわり袖です。

この動画では以下のポイントについて特に詳しく説明していますので、参考にしてくださいね♪

*リボン衿の作り方
*スラッシュポケット
*見返しの始末
*袖口のタックとカフスの縫い方
 

衿が可愛いリボン結びのフレアーワンピース パターン

 

出来上がりサイズと用尺

フリーサイズとしていますが、9~11号の中間くらいです。

【出来上がりサイズ】

着丈  110
肩幅  40
胸幅  54
袖丈  55

用尺  110幅 3m

今回使った生地が2.7mのカットものでしたので充分な袖丈が取れませんでした。用尺の計算方法としては『作りたい着丈×2+袖丈と衿』になります。

用尺の計算方法についてまとめています。どれだけ買えばいいのか悩んだときにお役立てください。

 

パターン 前後・身頃

今回は衿と袖がデザインのポイントですが、身頃にも工夫があります。シンプルなパターンを使って身頃部分はぴったり気味で裾はフレアーになるように切り開いてはぎ合せています。

これは着物リメイクにも応用できるパターンになりそうですね。

 


前身ごろ、前中心のスラッシュ開きの部分は切り取らないで「わ」のままで置いておきます(見返しを付けるときに一緒に切り落とします)

【ダーツの書き方ポイント解説】
脇のダーツは紫の方の線を先に引いて、その長さを測り2cm離した位置と合わせてピンクの方の線を引きます。

パターン 袖と衿見返し

衿のパターンは左右対称ではありません。それはリボン結びをしたときに長さが同じに見える様に回す方のリボンを長くする必要があるからです。

リボンは着た後に結びます。人によって利き手や癖がありますので自分が着た時を想定して、どちら側を長くするのかを検討してください。ここでは左側を長くしています。

見返し

身頃の切り開いた部分を合わせて、前後それぞれ1枚ずつにします。(動画では前中心がはぎ合せてありますが、使った生地がぎりぎりだったのでやむを得ずはぎ合せています💦)

袖丈は7分よりも長めに設定しました。お好みで調整してください。ただし、タックをたくさん入れてふんわりさせていますので、7分以上がお勧めです。

こちらも動画では5分袖ぐらいに写っていますが、使った生地が充分な袖丈を確保できませんでした。希望はもう少し長くしたかったのですが…( ノД`)シクシク…

袖のタックは1cmごとに2cm分をたたんでいます。ここは丁寧に印付けをしてください。

 

パターン ご購入希望のかたへ

型紙を書くのが苦手な方向けに販売もさせて頂いています。どうぞご利用ください。

 



衿が可愛いリボン結びのフレアーワンピース 縫い方のコツ

縫い方のコツ 衿

スタンドカラーの先がリボンになっている、という感じの衿です。

【縫い方のポイント】
*表衿のスタンドカラーの位置にだけ接着芯を貼る。
*衿付けの位置から5~6cm開けて、外回りを縫う。
*縫い代のアイロンはキセをかけないようにミシン目の位置で折る

縫い残した部分は身頃に衿を付けた後で縫う手順となります。

縫い方のコツ 袖

袖口のタックですが動画ではたくさんのピンで固定したものをミシンで仮止めしていますが、ここは手縫いでしつけをしてもよかったかなと思います。ご自身のやりやすい方法でお試しください。

タックをたたむのが難しければギャザー袖にしてもよいと思いますが、デザインの雰囲気としてはタックの方が合っている気がします(;’∀’)

カフスについてですが、ここではフラットな状態のときにカフスを付けました。タックがたくさんたたんであるので、袖を筒に縫った後では付けにくいからです。

ただ、その場合は筒にするときカフスと袖の縫い合わせの位置がずれてしまうことがよくあります。ずれさせないために端から縫うのではなく袖とカフスの縫い合わせ位置から縫う方法があります。

縫い合わせ位置のミシン目に針を落として、カフス側と袖側に分けて縫う方法です。

この時、縫い代をどうするか?という問題が出てきます。この次の工程を考えると縫い代はカフス側に倒さなくてはいけません。でも縫い代をカフス側に倒して縫ってみたら…。

縫い合わせ位置のミシン目に針を落として縫っても若干の『ずれ』ができました。

そこで、縫い代を割って縫ってみました。

この場合、袖側を縫う時には割った縫い代をカフス側に戻さなくてはいけませんが、こうして縫うとはぎ合せた部分がずれていません。

ひと手間ですがその分きれいに仕上がりますし、次の工程が楽になります。

縫い方のコツ 見返しの始末

裾などの布端の始末はミシンでステッチ、または端ミシンをかけるのが一般的ですがカジュアルな仕立てのときはそれで充分です。

しかし、おしゃれ着などのかしこまった服はステッチが似合わない場合があります。そう言ったときは『まつり縫い』または『奥まつり縫い』で端の始末をするのがいいでしょう。

今回は『奥まつり縫い』で見返しを固定しました。

 

『奥まつり縫い』は縫った後の縫い目が見返しで隠れるので、縫い目が保護されてほどけにくくなります。

衿が可愛いリボン結びのフレアーワンピース | タックたっぷりのふんわり袖 | 作り方と型紙 まとめ

『衿が可愛いリボン結びのフレアーワンピース』の作り方動画、パターン、作り方のポイントをまとめてご紹介しました。今回使った生地はコットンのヘリンボーンを使いましたが、秋冬用に起毛リネンやシャツコールなどの暖かい素材で作ってもいいですし、春夏用であればリネンやダブルガーゼなども良さそうです。どうぞお試しください!

 

秋冬用にさらりと羽織れるカーディガン風のコートをおススメします!



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